デビューシングル。後にリリースした1stアルバムとはシンガーが違う。よってタイトル曲もアルバムヴァージョンとは異なる。日本ではメロディアスで透明感溢れるAORハード的なバンドとして1tアルバムの発売と同時に話題になった彼らなのだが、このデビューシングルで聴かれる音は、よりハードでアグレッシヴ且つギターも思う存分弾きまくっている北欧様式美的な様相を色濃く呈している。シンガーも決して上手くはないのだが(実際Ｂ面は酷い)、曲の良さも相俟ってボロを出す一歩手前で必死に踏みとどまっている。北欧メタルの風潮が８０年代中期の様式美的色合いから９０年代初期のメロディアス路線へと大きく変動しようとする過渡期の８０年代後期に現れた、北欧様式美の終焉を飾る名盤の一つに挙げられるべきシングルだ。<br />詳細なレビューは<a href="http://blog.snowrecords.jp/2016/10/glory-im-hurt-bos1007.html">ブログ</a>を参照されたい。